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【データで見る】保育園児は年間何日休む?目黒区の病児・病後児保育で"もしもの備え"を!
皆様、こんにちは。木村あやこです。
昨日のThreadsでも触れましたが、保育園に入園すると避けて通れないのが「子どもの病欠」です。
特に入園1年目は、いわゆる<<保育園菌>>に晒され、免疫力が高まる年。本当に覚悟が必要です。
今回は、実際のデータをもとに「保育園児はどれくらい休むのか」を知っていただいた上で、目黒区で使える病児・病後児保育の制度をまとめました。慣らし保育中の今だからこそ、ぜひ「備え」をしていただければと思います。
◆ 保育園児の病欠日数、知っていますか?
東京女子医科大学の野原理子氏らによる研究(2018年、都内3保育園・のべ1,834名を対象とした5年間の調査)では、保育園児1人あたりの年間病欠日数は以下の通りでした。
- 0歳児クラス:19.3日
- 1歳児クラス:12.8日
- 2歳児クラス:8.9日
- 3歳児クラス:7.0日
- 4歳児クラス:6.5日
- 5歳児クラス:5.4日
0歳児は、年間約20日。つまり、月に1〜2回は病気でお休みするということです。
1歳児になると約13日に減り、2歳児以降はさらに減少していきます。「発熱は2歳まで」とよく言われますが、データでもそれが裏付けられています。
月別ではいつが多い?
同研究によると、月別では7月(アデノウイルスなどの夏風邪)と12月(RSウイルス、ノロウイルスなど)に病欠が多くなっていました。4月も環境の変化で体調を崩しやすい時期です。
つまり、入園直後の4月〜最初の夏を越えるまでが一番大変な時期。
ここをどう乗り越えるかが、仕事と子育ての両立のカギになります。
(私の場合は復帰後2ヶ月後6月7月で2回、計12日間入院しました。🫨)
◆ まず知っておきたい:「病後児保育」と「病児保育」の違い
「病後児保育」と「病児保育」、似ているようで違います。
- 病後児保育:病気の「回復期」にあるけれど、まだ保育園には行けないお子さんを預かる
- 病児保育(訪問型):病気の最中のお子さんに、ベビーシッターなどが自宅で看病する
目黒区では、どちらの制度も用意されています。
◆ 目黒区の病後児保育施設一覧
目黒区内には、現在5つの病後児保育施設が稼働しています(1施設は休園中)。利用料は1日2,100円です。
施設名 | 最寄駅 | 開室日 | 定員 |
|---|---|---|---|
武田医院 すくすくナーサリー | 都立大学駅 徒歩12分 | 月・火・木・金 | 4名 |
Jキッズピース三宿保育園 | 池尻大橋駅 徒歩10分 | 月〜金 | 4名 |
ロコキッズケア | 中目黒駅 徒歩7分 | 月〜金 | 4名 |
学芸大学エンジェル保育室 | 学芸大学駅 徒歩1分 | 月・火・木・金・土 | 4名 |
目黒通りこどもクリニック みんなのおうち | 目黒駅 徒歩20分 | 月・火・木・金 | 4名 |
※たんぽぽ病後児保育室(西小山)は当面休園中です。
利用の流れ
- 事前登録(各施設に直接。複数施設に登録可能)
- 利用前日までに予約(空き状況は直接施設に確認)
- かかりつけ医で「診療情報提供書」をもらう
- 当日、必要書類と持ち物を持って施設へ
ここが大事:事前登録は「今」やっておく!
病後児保育は、子どもが元気なうちに事前登録を済ませておかないと、いざという時に使えません。登録には施設での説明(30分程度)が必要なので、慣らし保育中の今が登録のベストタイミングです。
複数施設に登録できるので、自宅近く+職場近くなど、2〜3カ所登録しておくのがおすすめです。
※目黒区HP:病後児保育
◆ 訪問型病児・病後児保育の利用料助成
「施設に連れて行く元気もない……」という急性期には、自宅にベビーシッターに来てもらう訪問型も使えます。
目黒区では、訪問型の病児・病後児保育を利用した場合に費用の一部を助成する制度があります。
対象:保育園等に通っている乳幼児で、保護者が仕事の都合で看病できない場合
こちらも事業者への事前登録が必要です。以前の記事「育児支援サービスまとめ」でも紹介しましたので、あわせてご確認ください。
※詳細:目黒区HP「訪問型病児・病後児保育利用料助成制度」(リンクを貼る)
◆ 利用料の助成制度もあります
病後児保育施設の利用料(1日2,100円)について、以下の世帯には助成があります。
対象世帯 | 助成額(1日あたり) |
|---|---|
生活保護世帯・里親世帯・非課税世帯 | 2,100円(全額) |
均等割のみ課税世帯 | 1,100円 |
◆ 働くママ・パパと、その職場へ伝えたいこと
この研究の論文では、こんな指摘もされています。
法律上、子の看護休暇は年5日(子ども2人なら年10日)取得できますが、実際に看護休暇制度がある事業所は56.4%、取得率はわずか11.1%にとどまっているそうです。制度があっても使いにくい現状がまだまだあるということです。
0歳児の病欠は年間約20日。看護休暇5日では全然足りません。
だからこそ、病後児保育や訪問型サービスに事前登録しておくことが、親自身の安心につながります。そして同時に、職場側も「入園1年目は特に休みが多くなる」という現実を理解することが、働く親を支える第一歩だと思います。
◆ 我が家の場合
ちなみに我が家は、病後児保育の事前登録も、訪問型サービスの登録も、慣らし保育前に済ませていました。
それでも、慣らし保育後に2回入院しました。入院となるとこういったサービスはもちろん利用できません。
備えていても防げないことはあります。
でも、備えていたからこそ、入院以外の「ちょっとした発熱」の時に焦らず対応できました。
「まだ元気だし、今じゃなくていいかな」——その「今」が一番余裕のある時です。
正直、登録は出向かないといけないので手間がかかります。
でも、ぜひ、今日明日のうちに事前登録だけでもしておいてください。
「他にもこんな情報が知りたい!」というリクエストがあれば、お問い合わせやSNSからお気軽にお寄せください。
※出典:野原理子, 冨澤康子, 齋藤加代子「保育園児の病欠頻度に関する研究」東京女子医科大学雑誌 第87巻第5号, 2017年
※各情報は2026年4月時点のものです。最新情報は目黒区HPまたは各施設にご確認ください。